長く勉強してきた社労士試験。

独学で勉強している方は、他の人はどんな教材でどんな勉強をしているのか気になっているのではないかと思います。

僕もふと不安に駆られては、Twitterやネットのブログ等で他の受験生のことを見ていたりしていました。

そこで今回は僕の勉強内容とその教材をまとめてみました!

【1年目】とにかく舐めてた

社会保険労務士の資格取得を志したのは2021年の4月でした。

コロナ禍で事業を縮小していく中で、人事・労務の手続きをすることになり、ふと上司から社労士の資格を取ってみてはどうかと言われたのがきっかけです。

会社の近くの予備校に相談に行き、すぐ申し込んだのを覚えています。

「ま、地元で一番の高校出身で、国立大学出ている俺には簡単だろ♪😁」

という考えを持っていた当時の自分のぶん殴りたいです。

本当に社労士試験をなめ散らかしていました。

まったく勉強しない日なんてザラで「一日10分は勉強しろ」などという目標を掲げていました。

はい、アメリカ土産のチョコレートくらい甘い目標です。

そして勉強して1年後のはじめての模試で選択20点、択一30点を取ったことは今でも覚えています。

自業自得ですね。

この模試が6月末でしたから、本番まで残り2カ月。

自分の愚かさに絶望していました。

そこから猛勉強を開始するも受かるはずもなく惨敗しました。

令和4年社労士試験結果
1年目勉強内容
  • うかる社労士合格テキスト2022(大栄のテキストがこれだった):1周
  • 大栄テキスト(労働基準法・労働安全衛生法):1周
  • 大栄テキスト(健康保険法):1周
  • 大栄年金特別講座(オプション):1周
  • 過去問3年分(大栄指定のもの):3周
  • 大栄オリジナル答練
  • 大栄模試:3回

落ちた理由は明白です。まったく勉強量が足りてませんでした。

【2年目】真剣になる

社労士試験というものをしっかりと受け止め、2年目に突入しました。

やるべきことが明確に見えたため、予備校には通わず独学に切り替えました。

一日の目標ノルマをスケジュールに付け、必ずそれを遂行することに努めました。

遊びや飲みの頻度も減らし、週末はじっくり勉強で過ごす日々。

勉強量としては1年目の2倍以上の分量はこなしたと思います。

そして試験本番。

全く見たこともない問題が選択式で出題されました。

雇用保険の短期雇用特例被保険者の特例給付です。

これ僕の使ってたテキストに載ってなかったんです。

まあそれは教材の不運で仕方がなかったと思います。

それよりも問題は択一式の労災保険です。まさかの3点

はぁ~。真剣に頑張ったゆえにこれはだいぶ落ち込みました。

令和5年社労士試験結果

1年目の2倍はやったのではないでしょうか?

それでも全然ダメだということが分かりました。

【3年目】教材を見直すのと量を増やす

当時の僕のメインテキストであった「うかる社労士」は初めて勉強する人にはお勧めします。

要点が非常によくまとめられていて、重要事項が分かりやすいです。

しかし、社労士試験においてはそもそも重要事項というものはありません。

テキストに書いてあることは全部重要です。

というわけで市販されているテキストの中で、一番分量の多いテキストを教材に選びました。

それがTACの「よくわかる社労士合格テキスト」です。

とにかくすべてを網羅するため意識したのは、文章の見落としがないようにすることです。

このテキスト、図や表は少ないですが、この2年間で作ってきた自前の図・表があったのでそれらも活用しながら読み進めました。

5月あたりにYouTubeにて合格者体験の動画を見たときに、半年で択一60点、選択39点で合格(!?!?)したというバケモノのような人を見かけました。

この方は過去問を14周していました。

いや、やりすぎやろがい!!!!

ということで、そこから僕も過去問を中心にひたすら回すということをしました。

3年目の勉強内容は次の通り。

問題演習のメインは大原の出している「解いて覚える!社労士択一式トレーニング問題集」です。

2年目の倍以上の分量でしょうか?

ということは1年目の4倍以上の分量はやってます。

結果は次の通り。

令和6年社労士試験結果

ギリギリの合格です…汗

自己採点で労一の選択が2点でしたのでほとんど諦めていました。

しかし、救済で基準点が下がり合格出来ました!

こんなに勉強して最後は運で受かったのかとやるせない気持ちがありました。

ということで社労士試験の合格まで3年半もかかってしまいました。

以上、勉強量と点数について参考になっていただけたらと思います。