社労士を独学で勉強を始めたいけど、いい教材が分からない...悩
という方のために初めてみました【社労士独学書評】シリーズの第1弾です!
社労士試験合格まで3年半勉強してきた中で、様々な教材を扱ってきました。
【社労士独学書評】では、このテキストはこんな特徴があるよ~!こういうところがいいね~!ここが物足りない!
的なことを書いていこうと思います!
ということで、その第一弾は「うかる!社労士 テキスト&問題集」です。
僕が1年目と2年目に使ったテキストでした。
コンパクトにまとまった入門書
手早く学習を進められる
このテキストを端的にいうと全科目をコンパクトにまとめた入門書です。
予備校や市販のTACテキストの場合は科目ごとにテキストが発売され、手元に届くのにインターバルがあることから、学習が少し遅くなるかと思います。
しかし、「うかる!社労士」は全科目が1冊にまとめられているので、いつでも全科目の勉強が可能です。
それに、比較的早く購入できるので、社会保険科目まで突っ走って学習を進められます。
「ゴールデンウィークまでには厚生年金を終わらせましょう。」といった予備校のカリキュラムを見たことがありますが、それでは学習として遅いと思います。
3月までには全科目のテキスト読みや予備校の動画受講を終え、5月までに過去問10年を2周は終えておきたいところです。
したがって、予備校のカリキュラムの前に、予習としてこの「うかる!社労士」を使用することをお勧めします。
初学者におすすめの構成
テキストの内容について、要点も非常に分かりやすくまとめられており、図や表も多めで情報が整理されています。
本の中心にメインとなる基礎についてが記載されており、両脇により細かい論点の記述がされてるので、超重要なことと重要なことの情報がうまくまとめられています。
あえて”超重要”と”重要”と記載したのは、うかる!社労士テキストの内容は全て重要だからです!!!!
小さい字まで全て読み込んでください。あくまで入門書なので内容は全て重要なことが書かれています。
「いやいや、社労士試験なんて70点中45点取ればいいんだから、そんな全部覚えて読み込まなくてもいいんでしょう~?」
と思っているそこのあなた!!
違うんですよ!!
その45点がテキストの全範囲だと思ってください!!!!
本試験はテキストに載っていない問題も出ます。
意味の分からない鬼問も出ます。
テキスト全部が45点というつもりで学習をすべきなのです。
とはいっても、初学でいきなり細かく全て読み込むというのは、よろしくありません。
まずは1周目でテキストの中心部分を読み込み、全体像を把握してください。
2週目以降で両脇の細かい論点まで全て読み込みましょう。
過去問掲載もありがたい!けど…
このテキストは問題もついています。
分量は過去問約3年分で、科目ごとに問題が設けられています。
最初はわからなくてもいいので、とにかく解くことが大事です。
しかしながら、問題の量としては少なすぎます。全くもって足りません。
合格のためには、過去問10年分を少なくとも5周はしていただきたいです。
問題演習に関しては別で問題集を購入することをお勧めします。
僕は大原の問題集を中心的に解きました。
詳細はコチラのブログ記事をどうぞ。
内容について
冒頭でも話したように、このテキストは初学者向けのテキストです。
労働法や社会保険法について全く触れたことのない方にはお勧めのテキストです。
しかし、合格のための分量としては物足りなさを感じます。
私自身、令和5年の雇用保険の短期雇用特例被保険者の特例給付の日数なんて知りもしなかったので落ちました。
関連ブログはコチラもどうぞ。
そうなんです。この「うかる!社労士」は
試験で出るようなことが書かれていなかったりします。
書店で他のテキストを確認したところ、短期雇用特例被保険者の特例給付の日数はしっかりと書かれていました🤦♂️🤦♂️
もちろん他社のテキストでもそういったことはあると思います。
この「うかる!社労士」は1冊で全科目をまとめているわけですから、情報の密度は濃くても、どうしても範囲としては狭くなってしまっているのが特徴です。
合格のためのおすすめの使い方
初めて学習するにはとてもお勧めのテキストです。
しかし、このテキストだけでは合格は難しいのではないかと思います。
少なくとも他の過去問題集を購入して解きまくってください。
問題を解いて、間違えたらこのテキストで確認をしてください。
ここで、いちゃもんなのですが、このテキスト索引がないです😑😑😑😑
当時、初学者の僕は科目の全体観もつかめていないので、どこに何が載っているかなんて把握しようがありません。
正直、めちゃくちゃストレスでした。
僕は1000ページもある「うかる!社労士」を何度も何度もめくってはめくりまくって、手垢だらけ、付箋だらけ、メモだらけのボロボロテキストになっていました。
そうなるとどうでしょう、どこに何が書いてあるのか自然と覚えてしまうのです笑
当初はかなりのストレスを感じていましたが、何度もテキストを開き、触れる機会が多くなるという意味ではいいことなのかもしれません。
索引はあるべきでしょうが...
まとめ
要点が体系的にまとめられているので読みやすく、図や表も多めです。
色分けもシンプルで、自分好みに色付けもしやすいです。
非常にコンパクトにまとめられたいるので、初学者にはお勧めのテキストです。
しかし、合格のためとなると物足りなさを感じます。
以上、「うかる!社労士 テキスト&問題集」の書評でした。