社労士の試験勉強をできるだけコストを抑えて、効率よく始めたい...
という方のためにシリーズ化した【社労士独学書評】の第3段は、「あてるTAC直前予想模試 社労士」です!!
僕が合格年に解いた実際の点数も参考にしていただければと思います。
社労士のテキストや問題集、模試といっても色んな予備校や出版社が発行しています。
僕自身が3年半の間に実際に扱った教材を詳しく解説しています。
過去投稿もどうぞ♪
取扱注意⚠
結論から言うとこの模試はゲキムズです!!!!!あまりにも難しすぎます。
解いた感覚は「結構解けた感」があるのですが、採点で絶望したのをはっきりと覚えています。
中身は本試験2回分の模試と選択式のみプラスワン予想としておまけでついています。
実際の僕の点数は次の通りです。
選択① | 択一① | 選択② | 択一② | |
---|---|---|---|---|
1.労基 | 1 | 4 | 5 | 3 |
2.労災 | 5 | 2 | 4 | 4 |
3.雇用 | 3 | 4 | 4 | 5 |
4.労一 | 3 | 5 | 3 | 2 |
5.社一 | 5 | – | 5 | – |
6.健保 | 3 | 6 | 2 | 6 |
7.厚年 | 4 | 6 | 3 | 4 |
8.国年 | 4 | 5 | 4 | 7 |
合計 | 28 | 32 | 30 | 31 |
ご覧のように壊滅的です😫😫😫😫
解く時期を誤るとだいぶメンタルにやられるのではないかと思います。
それでやる気を失っては本末転倒です。
超直前期に解くことは避け、6月までに解いておくことをお勧めします。
しかし!とってもお勧めの模試でもあります!!
問題内容が非常に素晴らしい
そうなんです。この模試、めちゃくちゃ難しいのですが、良問が多いのです。
解いていて「うわあ!そこ論点にするのか!!」的なことがたくさんあります。
過去問でも問われていたような問題を斜めから攻めてくるような問題が数多く含まれているので、解いて復習をすることで過去問の理解がとんでもなく深まります。
社労士の本試験って「はぁ??んなもん聞くなや!知らんがな!!」的な問題が必ず出題されます。
そんな問題は誰も解けません。無視してかまわないのです。
ではどのようにして合格に導くかというと、分かる問題を絶対に落とさないことなのです。
「分かってるはずなのに間違えてしまう」ということを無くすためには、過去問を深く理解することが大事です。
それを実現させるのに、この「あてるTAC直前予想模試 社労士」はとっても有効です!
僕自身、採点したときは絶望しましたが、復習しているときは「なぁ~るほど、そこを聞いて来るかあ!!」みたいなアハ体験を感じていました。
”別角度から攻めた基礎問題”によって理解が深まり、脳が活性化するのを感じる素晴らしい模試だと思います。
おすすめの使い方
模試はすべて共通で言えることなのですが、2回解いてください!
そして必ず本試験と同じ時間で解きましょう。
模試は時間が余った場合はすぐ答え合わせしていいと思います。
見直す時間はさっさと採点して復習の時間に充てるべきです。
模試は1回解くだけでは問題を自分のものにはできません。
2回ともしっかりと復習するようにしてください。
復習の仕方としては、
1回目の復習はテキストの記載箇所を確認し、模試の名前を書く。
2回目の復習は、1回目と同様にテキストの記載箇所を確認して模試の名前を書き、さらに2回連続で間違えた問題はノートにとどめる
というようにすることをお勧めします。
テキストに間違えた模試を記録しておくことでテキスト読みの際に、「あ~あの模試で間違えたな~」と問題を思い出すことができます。
そうすることで毎回テキストを読むときに模試の復習が可能になるということです。
また、1回目でノートにとどめない理由は時間がもったいないからです。
1回目で解いた模試で間違えた問題を全てノートにまとめていては復習に2日はかかると思います。
特にこの模試はたくさん間違えると思いますが、実は基本的な問題がほとんどです。
2回目解くときは結構いい点数を取れるはずです。
それでも2回連続で間違えた場合は、テキストにさらに目立つメモを書いたうえでノートにとどめましょう。
絶対に次は間違えないための仕組みを作るのが重要です。
ノートは何度も間違えることだけまとめていけばいいと思います。そしてそのノートを本番の試験会場に持って行きましょう。
まとめ
僕はこのゲキムズ模試を1回目は6月末に解き、2回目は7月中旬に解いていました。
結果は上記の通りで惨敗...
しかし、その後の8月の本試験で合格しました。
”別角度から攻めた基礎問題”、つまり良問が多いうえに復習によって過去問の理解がグッと深まります。
合格した年は各予備校3社の模試を解きましたが、最も解いてよかった模試だと思っています。
非常に難しい模試ではありますが、十二分に解いて価値のある模試ですので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?