社労士の試験勉強を始めている方が増えてきているであろう11月でございます!
久々の投稿で恐縮です...泣
【社労士独学書評】シリーズは、独学で社労士の勉強をしたいけど良い教材が分からないという方むけのテキスト・問題集の解説です!
3年間勉強してきた中で扱ってきた多くのテキストや問題集に対する素直な感想をまとめています。
さて、今回の教材は「解いて覚える!社労士択一式トレーニング問題集」です。
本教材は大原の通信講座などにも含まれている教材ですが、近年市販されるようになったようです。
科目ごとに順次発売されるので、テキストの読み込みや、去年の教材での学習が終わったらアマゾンで購入して解いていっていました。
それでは内容に入っていきましょう!
一問一答形式が良き
問題の出題形式は一問一答形式となっています。
社労士の本試験は五肢択一ですが、一問一答形式で学習していくことをお勧めします。
というのも、本試験形式のままの五肢択一で問題を解いていくと、あやふやな知識でも問題が解けることが生じてしまうので、学習が浅くなってしまいます。
そして5肢択一の問題は「分かる問い」と「分からない問い」が入り混じります。
となると「分からない問い」で正誤判断しなければならず大いに惑わされます。
「分からない問い」をきっちりと自分のものにしていくために、一問一答で学習をすべきなのです。
5肢択一で正解に導くパターンは次の2通りです。
①「分かる問い」が確実に正解
②「分からない」けど消去法で正解に導く
どっちの方が解く時間は短いでしょうか?
圧倒的に①の方です。
Aの問いが確実に正解であれば他のB以降は読まなくていいですからね。
したがって、択一対策は①の『「分かる問い」が確実に正解』だという判断をできる力を培うことが非常に重要です。
そのために1問1答の○×で学習を進めていくことをお勧めします。
ベストなボリューム
多すぎない過去問
大抵の問題集は過去問を網羅的にまとめているものがほとんどですが、この大原のトレ問は解いて覚えるに値する問題だけをまとめてくれているという印象です。
正直、過去問って「こんな難問知らんでもええやろ」みたいな問題が多数存在します。
いわゆる捨て問です。
それを一生懸命覚えたって仕方がないのです。
この大原のトレ問シリーズは過去問をうまく整理して出題してくれているイメージです。
抑えておくべき過去問の論点を無駄なく網羅的にまとめてくれている問題集だと思います。
オリジナル問題の充実度
過去問だけでなく大原オリジナルの予想問題も含まれています。
これがなかなかの良問で、良いところを突いてきます。
基礎的なことなんだけど「なんか抜けてる!」という論点を問う問題をうまく出題してくれるので、本試験で差が出るところを埋めてくれるイメージです。
例えば、「使用者は、管理監督者である妊娠中の女性が請求した場合においては、当該女性を他の軽易な業務に転換させる必要はない。」というオリジナル問題。
僕はこの問題を6周中3回も間違えています。
「妊娠中の管理監督者の女性も上記規定は適用される」という論点ですが、基本的なところなのにどうしても抜けてしまっているのです。
最終的に付箋が残って間違えた問題のほとんどがオリジナル問題でした。
そんな良問が多数収録されているのがこの大原のトレ問です!
たまにムカつく問題があり、あの金沢先生のしてやったりのニヤニヤ顔が思い浮かばれますが笑
↓この人
ベストな問題
抑えるべき重要な過去問だけをまとめてくれていること、良質なオリジナル問題も収録されていることから、効率よく学習を進められます。
社労士試験の択一式試験は70点中45点程度取れれば合格するのです。
わずか65%さえ解ければいいんです!(これが難しいのですが...🤦♂️🤦♂️🤦♂️🤦♂️)
また、感覚的に問題の1割近くが解けなくてもしょうがない問題です。
いわゆる捨て問です。
そして3割程度が合否を分ける問題。
残りの6割が絶対に正解しなければならない問題です。
この絶対に正解しなければならない問題で満点(70点の6割で42点)を取って、あと3点を他で取れれば合格できるということなのです!!!!!!!!!!
であるならば、その絶対に正解しなければならないことを重点的に学習する必要があります。
やみくもに過去問全部を解くよりも、必要なところさえ押さえておけばいいのです。
それを実現してくれるのがこの大原のトレ問ということなんですね~
はい、べた褒めしてます😍👍👍
が、しかし!
解説は物足りないかも
冊子の左側に問題、右側に回答解説が記載されています。
上記の通り、問題の内容としては素晴らしいのですが、解説が少々端的で物足りないなあと感じます。
図や表を使った解説が一切ないので、そこは自分で空欄に補足していくしかありません。
テキストに立ち返りながら間違えた問題の分析に充ててください。
回答解説部分には大原のテキストのページ数が記載されています。
大原の生徒であれば非常に効率よく学習が進められます。
しかし、そうでない独学であるならば他社のテキストを使用しているかと思います。
その場合は、間違えた問題については必ずテキストのページ数をメモしておくことをお勧めします。
2周目、3周目と問題を解いていくときに抜群に学習効率が上がります。
僕はTACのテキストを使用していましたので、こまめにページを記録していきました。
TACのテキストについての書評はコチラのブログ記事もどうぞ。
おすすめの使い方
10周を目標に解いてください!笑
まあ、この問題集は6周しかしてない僕が言うのもなんですが🤷♂️
というのも、他の過去問集も合わせるとボリューム的に10周分は問題を解いたからです。
問題はとにかく解きまくること!です。
そしてなぜ間違えたのかを絶対に確認すること!です。
先ほどのオリジナル問題の例で出した、
「使用者は、管理監督者である妊娠中の女性が請求した場合においては、当該女性を他の軽易な業務に転換させる必要はない。」
という問題について、解説は「妊娠中の管理監督者の女性も上記規定は適用される」
とありますが、僕が何度も間違えてしまったのは「管理監督者である妊産婦が時間外労働・休日労働イヤゆうてもさせてOK!深夜業はアカン!」という論点しか抑えられていなかったからです。
これに引っ張られて「軽易業務転換もさせんでええやろ!○や!!」と判断したわけですね。
この問題を解くことで、「妊娠中の女性で管理監督者は軽易業務転換も請求あったらせなん!」という論点を抑えることができました。
問題を間違える理由は
①知らなかった
②正確に覚えていない
③凡ミス
です。
学習が進むとほとんど「②正確に覚えていない」ことで間違えます。
なぜ正確に覚えられていないのかを認識できれば、横断的に効率よく学習を進められます。
そのために、問題集の回答解説部分に付随的な論点や図、表を記載しておくことをおすすめします!!
そんなのきりがない!と思われるかもですが、付随的な論点というのは大した量ではありません。
これをきっちりと穴埋めしていくことが合格への近道だと私ながら感じました。
まとめ
結論をいうと、この問題集だけひたすらやりこむだけで問題演習は十分です!!
10周やることを目標に頑張れば合格に十二分な力が身に付くと思います。
抑えておくべき重要な過去問だけをまとめてくれている上に、良質なオリジナル問題も収録されています。
ただし、解説が物足りないのでそこは自分で付随的な論点をメモしていくことが必要かと思います。
同シリーズで「選択式」のものもあります。
Amazonの内容説明を見ると、過去問10年分とオリジナル問題とのことだったので、僕は買いませんでした。
というのも、3年目の今さら過去問10年分の選択式はもう全部覚えてますし、それらの問題集も持っているので、なんかお金もったいないなということで買いませんでした。
なので、選択式についてはオリジナル問題だけを全科目一冊でまとめてくれた選択式問題集をやりました。
この大原さんの出している「解いて覚えるシリーズ」は択一式の問題集としては最も充実したものですので一番のおすすめです。
ぜひご参考ください!😊👍